CPU と ネットワーク速度

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passmark と ネットワーク速度

少し考えただけでも単に10ギガビットのNICを使っただけでは処理速度が追いつくか? という疑問を出てきます。
そこで iperf3 で転送速度をチェックしました。

  1. iperf3による計測
    • CPUの違い
      Num CPU Speed sender Speed receiver Passmark
      1 Celeron N2840 941Mbps 936Mbps 586
      2 Celeron 3805U 942Mbps 937Mbps 1102
      3 Ryzen 7 4800U 2.5G 2360Mbps 2330Mbps 16940
      4 Celeron J4125 943Mbps 938Mbps 2980
      5 Celeron N2940 943Mbps 938Mbps 1042
      6 E3-1225v6 2.5G NIC使用 2280Mbps 2270Mbps 7260
      No.1 specmark 586ではCPU占有率が100%となって処理がネットワーク速度に追いつかない
    • NIC 2枚
      NICを2つで、bonding デバイス(ラウンドロビン)でほぼ、2倍のパフォーマンスが得られる。
    • 2.5G ギガビットNIC使用
  2. NFSによるファイル転送速度
    Num CPU Speed Passmark
    1 Celeron N2840 820Mbps 586
    2 Celeron 3215U 930Mbps 1102
    3 Celeron J1900 930Mbps 1114
    4 Pentium 3805U 930Mbps 1037
    5 Pentium J4205 930Mbps 2317
    6 E3-1225v6 2.5G – Ryze7 2060Mbps min. 7260
  3. 考察
    単純にNICの高速化を行ってもCPU処理速度が不足すれば当然、NICの固有速度が得られるとは限らないし、アプリケーションによってCPU負荷が変化するので単純に早いインターフェースを使用しても高速化はできない。特にNFSでのファイル転送では速度低下が顕著!
    このデータはX86_64アーキテクチャーで同一メーカーのCPUを比較しているので単純な passmark値を使用した。
    裏を返せば 一般的な市販ルーター(¥20,000以下)のCPUでは866MBPSですら活かしきれていないのである。